8、9日の二日間、「松本あめ市」が開かれました。毎年行われているお正月の風物詩で、起源は今から430年前。今川軍から兵糧攻めに合い塩を止められた武田軍に、敵である上杉軍が塩を送った故事に因んだものです。「敵に塩を送る」という言葉はここから始まったそうです。江戸時代に「塩市」が転じて「あめ市」になりました。
朝から灰月の前の通りは歩行者天国で、自衛隊のパレードや、神輿等が出て、歩道には飴やだるまを売る屋台や、お祭りにつきものの食べ物の屋台がたくさん並びました。いったい何処にこんなにたくさんの人が居たのかと思う程、大勢の人で賑わっていました。
あめ市の最大イベントは、武田と上杉に別れて行う綱引きです。お店の窓からその様子がよく見えるので、毎年眺めているのですが、今年はつい見逃してしまい、勝敗が解りませんでした。この綱引きが終わり、あめ市はお開きになります。
今年も変わらずに、賑やかなうちにお正月の行事が終わった事にほっとしています。これでしばらくは静かな冬の街になります。春迄まだまだ長いですね。