2013年5月24日(金)→ 6月9日(日)
「この、一枚の布を、はさみを入れずに衣服にするには、どうすればいいだろう。」
私の服づくりは、いつもここから始まります。
千年以上も形を変えることなく、現代に着続けられている着物の形と、
そのあり方に衝撃を受け、日本の布を素材に、和裁仕立てによる衣服をつくり始めました。
平面の布と布を糸で結び、新たなかたちを生むこと。
着る人の個性と布の個性とを結ぶ、かたちを生むこと。
そして、布と人が一体となり、新たな姿があらわれ、そこに感動し、
それを生むことができるこの仕事に喜びを感じています。
今展での出会いをたのしみにしております。
どうぞご覧にお出掛け下さいませ。
小川昌美
風合いのある手織りの紬や、布の表面をたたくことで生まれた、しなやかな風合いの
薄手の木綿など、これからの季節に気楽にお手入れができる素材を中心に展示・販売致します。